武奈ヶ岳(標高1,214m)登山記 9月15日

武奈ヶ岳(標高1,214m)登山記 9月15日

(趣味の投稿)
武奈ヶ岳には、坊村、イン谷口、ガリバー青少年旅行村など、さまざまな登山口から数えて5回ほど登っています。私にとっては、時間が空いたときに気軽に挑戦できる(とはいえ楽な山ではありませんが)「裏山」のような存在です。
今回は、イン谷口を出発し、青ガレ、金糞峠、コヤマノ岳を経由して武奈ヶ岳へ。下山は八雲ヶ原、北比良峠を通ってイン谷口へ戻る周回ルートを選びました。
総距離: 11.4km登り累積標高: 1,092mコースタイム: 約8時間

下山途中、八雲ヶ原で京大の中国からの留学生に声をかけられました。彼はたどたどしい日本語で「電車の駅はどちらになりますか」と尋ねてきたのです。このような山奥で「駅」とは、私もどう説明すべきか困惑しました。
「ここから一番近い駅でも、2~3時間は下らないとありませんよ」と伝えた後、「私はイン谷口まで行くので、迷わないところまで一緒に行きましょう。そこから一本道の下山道を進み、比良駅に向かってください」と道案内をし、北比良峠まで一緒に歩きました。そして、イン谷口へ降りるルートを教えました。
話を聞くと、彼は坊村方面(バスで来たようだ)から登り、武奈ヶ岳を経て下山してきたものの、ここからどう進むべきか分からなくなった様子でした。「こんなに大変な山だとは思わなかった」と語っていました。

イン谷口で、後から下りてきた彼に再会しました。20代で足腰はしっかりしていましたが、「比良駅まで車で乗せて行こうか」と声をかけました。しかし、彼は「最後まで自分の足で比良駅まで行きます」ときっぱり。その頑張りに「頑張れ、若者!」と心の中でエールを送り、別れました。
色々な出来事があった、記憶に残る一日となりました。(H)