小野神社 粢(しとぎ)フェスタ 開催2025

小野神社 粢(しとぎ)フェスタ 開催2025


滋賀県大津市の 小野神社(おのじんじゃ) で毎年11月2日に斎行される しとぎ祭(餈大祭/氏餈祭) は、約1,200年の伝統を持つ古式祭礼です。
この祭りは、神前に米を原料とした「しとぎ」を供える儀礼に特色があります。「しとぎ」とは、前年に収穫された餅米を前夜から水に浸し、生のまま臼でつき固め、藁筒などに納めたもので、火を通さずに神へ捧げられます。
祭典は、宮司の拝礼から始まり、采女(さいじょ)によるしとぎのお供え、献菓使(けんかし)による餅・代表銘菓の献上、祝詞奏上、祭文奏上が続き、さらに裏千家淡交会によるお茶の献上と湯立神楽が奉納されます 参列者は玉串拝礼を行い、祭事の後にはお茶席で歓談が行われます。
小野神社の祭神のひとつ、米餅搗大使主命(たがねつきのおおおみのみこと) は、日本で最初に餅をついたと伝えられ、「餅・菓子の祖神」「お菓子の神様」として菓子業界をはじめ広く信仰されています。
祭の終わりには、供えられたしとぎが参列者に配られ、縁起物として受け取られます。
このように、小野神社のしとぎ祭は、古代から続く神事と、地域や菓子業界との結びつきを色濃く示す伝統行事と言えます。      (chatGPT)