チョウ調査【続・ツマグロヒョウモンの蛹(さなぎ)誕生】

チョウ調査【続・ツマグロヒョウモンの蛹(さなぎ)誕生】

大津市環境市民調査チョウ調査。今回はタテハチョウ科ツマグロヒョウモンの【続・ツマグロヒョウモンの蛹(さなぎ)誕生】です。(現在進行中)

2025年7月9日、和邇図書館界隈でツマグロヒョウモンの卵を採取し、自宅で育成中です。この卵が約1週間で孵化(ふか)し、7月17日幼虫に変態しているのを発見(ここまで既報)。

その後、スミレの葉を(貪(むさぼ)るように)沢山食べ順調に育ち、卵から約3週間を経て7月30日午後5時ごろ、幼虫がお尻から糸状のものを出して固定し倒立(ぶらさがり)を始めました。以下時系列で幼虫から蛹(さなぎ)への変態をご覧ください。変態の所要時間は約4分でした(数字は写真左上から)。

01逆立ち状態の幼虫(7月31日時刻05:43)
02脱皮スタート(同06:42)
03~07脱皮中。時折、身体を激しく動かしながら…(同06:43~06:44)
08~11激しく身体を揺すって幼虫時の殻を脱ぎ捨てる(同06:45)
12~15蛹に大変身(同06:46~06:48)
16おまけ:脱ぎ捨てた脱皮殻

※閲覧注意:トゲトゲの幼虫からトゲトゲのある蛹が何度も写っています。ケムシ・イモムシ類の苦手な方は閲覧を控えてください。これもまた夢に出て来そうです…。

なお、この観察記録はツマグロヒョウモンが完全変態をして羽化するまで続きます。以下次回に…。(大津市チョウ調査員)