自らの命は自ら守ってください

自らの命は自ら守ってください

ジメジメとうっとうしい梅雨もあと少しと思っていた所、活発な梅雨前線の影響で、静岡県熱海市で発生した土石流、本当に怖いですね。

友人のブログの話だが、気象庁は「自らの命は自ら守ってください」と注意を呼びかけているが、この自ら考えて決定して行動をするということは、日本人にとって苦手なことだろうと思うのだがどうだろう。
日本人は単一民族国家であり、しかも島国で「みんな(世間)と一緒」という考えや行動を重視した生活をしている。もちろんそういう風に考えたり行動することも大事な時もあるが、こういう災害の危険が大きくなってきた時にでも「みんなはどうする?」と言うのだろうか。
危険が押し迫っている時にでも「みんなはどうしているか」を見て、そういう時にでもみんなと同じ行動をとるという心理が人間にはあるらしい。どんなに危険が迫っても、自ら考えて決定するのではなく「みんなはどうしているか」ということを見て決定基準にしている。
だからいくら気象庁が「自らの命は自ら守ってください」と呼びかけても「ピン!」と来ている人は少ないのではないかと思われる。普段から自分で考えて行動する習慣のない人に「自ら守ってください」と言っても戸惑うだけだろう。日本人の根本的な性格がこういう時にでも表れている。
ある場面では長所でもあるが、日本人には向かないのでは?とのお話でした。
日本人に合うもっと「ピン!」とくる言葉はないのかな~(H)