ぶらっとサロン椿通信 6月号

ぶらっとサロン椿通信 6月号

ぶらっとサロン椿通信 令和3年6月号
令和3年6月30日発行(第31号)

健康麻雀ミーティングは現在自粛して休局中です。
『椿の不思議 Ⅱ』(T邸の椿花)平成8年(1996年)に挿し木(枝に根がついていたとのことなので自然実生苗かも?)した椿が四半世紀を経て昨年初めて一輪の花を付けました。そして今年咲いた花(写真)は親木と思われる『五色散り椿』とは全く異なる花です。(写真)枝変わりの新種なのか・・・それとも・・・なんとも不思議です。

五色散り椿(五色八重散椿ともいいます)は白地に紅縦絞りが基本色で、白、紅、桃色、白覆輪などに咲き分けます。抱え性の八重咲きで、散り性があり筒~割りしべの中~大輪の花です。(pdf記載(第31号)の参考図: 法然院の五色散椿参照)

京都では北区大将軍の地蔵院(通称椿寺)の五色散り椿が有名です。これは加藤清正が朝鮮から持ち帰ったという伝承の銘木だったが、現在はそれが枯れて2代目でそうです。北野上七軒の西方尼寺にも千利休ゆかりの五色散椿の大木があります(一般公開されていません)。さらに上賀茂柊野の民家にも立派な散り椿があり、この三本が京都の「五色散り椿」三銘木であるといいます。詳しくは
『ぶらっとサロン通信令和2年11月増刊号(令和2年11月15日発行(第16号))』を参照下さい。

上記の『京都の「五色散椿」三銘木』のひとつから 茶道指導等のご縁から平成8年(1996年)に T氏夫人のご母堂が正規のルートで入手した挿し木(自然実生苗?)を T氏夫妻が大事に大事に育てて開花した椿花です。来年以降どんな花が咲くのか 大変興味深く楽しみな銘椿です。(因みに 小生も一枝分けて頂き 今年挿し木をしました。

ぶらっとサロン椿通信は 創刊以来 月2回発行してきましたが7月より月1回20日発行と致します。(有楽斎)