つらつら椿外苑(仮称) 万葉の花 椿 vol.3

つらつら椿外苑(仮称) 万葉の花 椿 vol.3

現在、朝日二丁目集会所前斜面に「つらつら椿外苑」(仮称)を整備中です(後援 : 朝日二丁目いきいきサロン・協賛 : 美しくしよう会)。
椿には、全数名札を設置しています。植樹した椿には、実生(種子を発芽させて育てたもの、種子が自然に落下して育ったものなど)で作出した椿が複数あります。また、万葉集には椿を織り込んだ歌が9首あることから、つらつら椿外苑に移植する機会に、その万葉集より万葉仮名を借用し命名して名札をつけました。※実生椿は親木とは全く異なる花が付くことが間々あります(突然変異)。
写真は、5月10日の光景です。

ツバキの
特徴①…厚く光沢のある葉から、厚葉木(あつばき)・艶葉木(つやばき)・光沢木(つやき)と呼ばれることがあります。
特徴②…花の少ない時期に咲く。
特徴③…落ちツバキ~  咲き始めから 落ちた後まで 楽しめる花。
●世界で5000品種位登録されている(7~8割がヤブツバキ系)。
●木づち・ツバキ油・ツバキ茶 余すところなく利用。
●ツバキは1年中青々とした神聖な木とされてきました。
(NHK趣味の園芸・万葉の花 令和2年12月14日放送より)

ツバキは『万葉集』に九首みられますが、「椿」だけではなく「海石榴」「都婆伎」「都婆吉」とも記されています。「椿」と表記する植物は中国にもありますが、実はまったくの別物です。…
第3回は、「第十九巻 : 奥山の八峯の椿つばらかに…」「第十九巻 : わが背子と手携はりてあけ来れば…」からです。(万葉集の原文・作者・よみ・意味は「たのしい万葉集: 万葉集の草花(植物)」より引用しました)

次号は6月30日(金)に発行予定です。(人足)